========== Readme.txt for BooAccessLimiter-LE ver1.06 ========== *BooAccessLimiter-LE(LiteEdition)は、Perlで記述されたス  クリプトです。 *このプログラムを使用する前に以下のことをご確認下さい。  1.サーバーでCGIを使用できること  2.サーバーでPerlを使用できること *利用方法  1.まず以下のファイルを用意します。( )内はファイル名。    認証用CGI   (ball.pl)    ログイン用HTML  (ball.html)    認証後表示用HTML (任意)    認証失敗時用HTML (failed.html)  2.次に ball.pl の拡張子を pl から cgi に変更します。  3.使用するIDとパスワードを複数設定したい場合は、    メモ帳などのエディタで、ユーザデータを格納するファ    イルを作ります。何も入ってない(書いてない)ファイ    ルを作り、ファイル名を user_dat.cgi にします。   (具体的にはエディタを起動した後、何も書かずに「フ    ァイル名をつけて保存」します)  4.ball.cgiを エディタで開き、以下の部分を変更してくだ    さい。(変更箇所は先頭行と#set data部分です)      *先頭行の#! /usr/local/bin/perl の部分を 自分のサ     ーバーでのPerlへのパスに書き換えてください。分か     らない方は、サーバー管理者へお問い合わせください。    *$dat = の''内は、利用したいIDとパスワードを 複     数設定したい場合に user_dat.cgiへのパスを指定しま     す。     利用したいIDとパスワードが一組だけの場合は空の     状態(''の状態)にしておきます。    *$adid = の''内は、利用したいIDとパスワードを一     組だけ設定したい場合に、ここでそのIDを設定しま     す。     IDとパスワードを複数設定したい場合には、ここは     空の状態でもかまいませんし、もしくは管理者用のI     Dを設定しても構いません。     IDに利用できる文字は半角英数のみです。文字数の     制限はありません。    *$adpass = の''内は、利用したいIDとパスワードを     一組だけ設定したい場合に、ここでそのパスワードを     設定します。     IDとパスワードを複数設定したい場合には、ここは     空の状態でもかまいませんし、もしくは管理者用のパ     スワードを設定しても構いません。     パスワードに利用できる文字は半角英数のみです。文     字数の制限はありません。     動作上は、これら$adidと$adpassで設定されたものか、     またはuser_dat.cgi内で設定されたIDとパスワードによ     りアクセスできることになります。    *$success = の''内は、認証に成功した時に表示したい     (つまりアクセス制限をかけたい)ページへのパスを記     述します。    *$failed = の''内は、認証に失敗した時に表示したい     ページへのパスを記述します。    *$log = の''内は、ログを取得するかどうかを指定しま     す。     off:ログは取得しません。     on :ログを取得します。     success:認証に成功した場合のみログを取得します。     failed :認証に失敗した場合のみログを取得します。    *$logfile = の''内は、$logでoff以外を指定した場合に     ログ保存先のファイルパスを指定します。    *$logmax = の''内は、ログの最大保存件数を半角数字     で指定します。0を指定すると件数無制限の設定になり     ます。  5.ball.cgiの $logで、off以外を指定した場合は、メモ帳    などのエディタで、ユーザデータを格納するファイルを    作ります。何も入ってない(書いてない)ファイルを作    り、ファイル名をlog.dat にします。(具体的にはエデ    ィタを起動した後、何も書かないで「ファイル名をつけ    て保存」します)  6.ball.htmlをエディタで開き、formタグのaction=の""内を    ball.cgiへのパスに書き換えます。  7.IDとパスワードを複数設定したい場合は user_dat.cgi    をエディタで開き、1行1組で IDとパスワードを半角    カンマで区切って記述します。    IDやパスワードに利用できる文字は半角英数のみです。    文字数の制限はありません。    例)    id1,pass1 id2,pass2 id3,pass3  8.各ファイルを、サーバーにAsciiモードで転送します。    (CGIプログラムの設置場所をプロバイダ側で指定し    ている場合がありますので、分からない場合はサーバ    ー管理者にお問い合わせください)    HTML内で画像を呼び出している場合などは、画像    はバイナリモードで転送します。  9.以下のようにパーミッションを設定します。   (パーミッションの設定方法についてはFTPソフトの     操作説明をお読みください)     ball.cgi   → 755     log.dat   → 666(ログを取得する場合に必要)     その他   → 644    パーミッションの設定方法例    | FTP.exeを使用する場合    | 例)ftp>quote site chmod 755 ball.cgi *備考  ログを取得する場合、ログファイルに下のような書式でロ  グが記録されていきます。  日時,ID,IPアドレス,[成功/失敗],  [成功/失敗] の部分は、認証に成功した場合には a が記  録され、失敗した場合には空になります。  そのため、$log='on' にした場合に、a が入っているかど  うかで認証の成功/失敗を区別できます。  BooAccessLimiter-LiteEditionは、CGIでIDとパスワ  ードをチェックして、設定と合致していれば特定のページ  を表示するという動作をするもので、特定のページを外部  から見られなくするものではありません。  セキュリティーを確保できる仕組みではありませんので、  ご了解の上ご利用ください。  ・認証後に表示するページからのリンクについて   認証後に表示するページはCGIによって表示されます。   そのため、そのページから他のページへのリンクに相対   パスを利用する場合は、CGIからの相対パスにする必   要があります。ご注意下さい。  ・直接URLを指定してアクセスされないために   認証後に表示するページを、通常のホームページ用ディ   レクトリに置いた場合、直接URLを指定してアクセス   されるとアクセスできてしまいます。   そのため、可能であればホームページディレクトリより   上のディレクトリに専用のディレクトリを1つ作り、そ   の中に認証後に表示されるページ以降のページをすべて   入れると良いでしょう。   こうすることで、外部から直接URLを指定してアクセ   スすることは一般的にできなくなります。   なお、その場合専用ディレクトリ下に置いたファイル間   のリンクなどは、URLが使えなくなりますので、相対   パスなどで指定することになります。   お勧めは下のような構成です。等幅フォントでご覧下さい。   /   |-public_html(ホームページディレクトリ)   |  |   |  |-ball.html   |   |-secret     |     |-ball.cgi     |-user_dat.cgi     |-認証に失敗した時に表示するファイル     |-認証に成功した時に表示するファイルと     | そこからリンクされている制限ファイル  ・ホームページ用ディレクトリ以外の場所にディレクトリ   やファイルを置けない場合   こういった場合は、せめて認証後に表示するページとそ   こからリンクされているその他の制限ページ群のための   専用ディレクトリを作り、その中に入れるのが良いでし   ょう。   その場合、その専用ディレクトリは、ディレクトリにア   クセスした時にファイルリストが表示されないようにし   ておきましょう。ファイル名を見られてしまうと直接ア   クセスすることが用意になってしまうからです。   また、その専用ディレクトリに入れるファイル全てにお   いてできるだけ分かりにくいファイル名をつけておくの   も良いと思います。  ・FTPで同じサーバの人になるべく見られないために   user_dat.cgiや認証後に表示するページなど、見られた   くないファイルが入っているディレクトリのパーミッシ   ョンを701などにするとよいでしょう。   これは一般的なケースの説明であり、サーバ環境などに   よっては必ずしも有効とは限らないかもしれません。 *ご注意  BooAccessLimiter-LE はフリーソフトウエアですが、寄付は  歓迎いたします。送金したくなった場合、下記アドレスまで  メールしてください。送金先をご連絡させていただきます。  利用などに当たっては「CGIご利用上のルール」(下記U  RL参照)に記載されているすべてのルールが適用されます  ので、同意の上ご利用ください。  ・CGIご利用上のルール  http://www.booboo.ne.jp/contents/cgi/rule/  当プログラムの使用により生じたトラブルもしくはそれに伴  う損害に対し、制作者は一切責任を負いません。 *著作・制作  BooBooClub  E-mail: booboo@booboo.ne.jp  URL: http://www.booboo.ne.jp/  お問い合わせ詳細  http://www.booboo.ne.jp/contents/calendar/index.html *お願い  バグレポート、ご感想、お問い合わせなどありましたら、  上記アドレスまでメールをお願いいたします。 *バージョンアップ履歴 ・Ver1.00  1,複数のID・パスワードに対応 ・Ver1.01  1,内部処理の一部を最適化 ・Ver1.02  1,内部処理を一部高速化 ・Ver1.03  1,ログ取得機能を追加 ・Ver1.04  1,特定状況下で認証処理されないことがある不具合を修正 ・Ver1.05  1,内部処理用タイムゾーン設定の追加 ・Ver1.06  1,ログ最大保存件数の設定を追加